衣類乾燥機とドラム式で迷った時に!数字で比較する投資対効果

洗濯機
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衣類乾燥機やドラム式洗濯乾燥機の導入について、雨の日が続くたびに考えるという人も多いのではないでしょうか?
今回は、洗濯物の乾燥問題について考えられる様々なパターンの中から最適解を得られるような、そんなまとめ記事にしていきたいと思っています。

まとめている内容を大まかに整理するとこんな感じです。

・衣類乾燥機とドラム式、どちらにすべきか
・中古品を選ぶときの注意点
・コインランドリー通いのコスパについて

最後に、数字で比較できるよう表にまとめていますので、ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。

衣類乾燥機とドラム式洗濯乾燥機を比べてみよう

まずは、この2製品がご自身に適しているのかがわかるよう、お金と生活スタイルの視点から比較していきます。

製品の価格帯

衣類乾燥機は電気式が3万円〜6万円、ガス式が10万円前後(2021/10/20 価格.com調べ)でした。加えて、設置用のスタンドを購入する場合にはプラス1万円程度を予算として見積もっておくと良いでしょう。

対してドラム式洗濯乾燥機は、13万円〜36万円(2021/10/20 価格.com調べ)となり、初期費用に大きな差があることがわかります。

ガス式の衣類乾燥機は電気式に比べて高額ですが、乾燥効率が高いため生乾き臭の心配が少なく、美容院でもよく使われています。設置には専用の排ガス管を施工する必要があるため、賃貸では難しいかもしれません。

ドラム式は最低でも13万円と家電の中でもかなり高額の買い物となります。機種が豊富で、乾燥方式や洗剤の自動投入機能があるかどうかなど性能が高いほど高価格になる傾向があります。

電気代の差

それぞれ人気の高い製品を一つずつ例にして計算していきます。計算方法は以下の通りです。
消費電力量(Wh)÷ 1,000 × 電気料金単価(円)=1回あたりの電気代

電気料金単価には、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が「新電力料金目安単価」としている27円/kWhを設定しています。

  • 電気式乾燥機代表:日立 DE-N60WV
    1180W ÷ 1,000 × 27円 = 約32円
  • ガス式乾燥機代表:リンナイ RDT-80
    300W ÷ 1,000 × 27円 = 約8円(別途ガス料金がかかります)
  • ドラム式代表:パナソニック NA-VX800BL
    930Wh ÷ 1,000 × 27円 = 約25円

<参考>
日立HP(https://kadenfan.hitachi.co.jp/wash/lineup/den60wv/)
リンナイHP(https://rinnai.jp/products/sanitary/laundry_dryer/ldyer02_lineup)
パナソニックHP(https://panasonic.jp/wash/p-db/NA-VX800BL_spec.html)

平均寿命と壊れやすさ

製品の寿命については製品の設計や使い方次第で差が出てしまいますので、今回は平均的な寿命として記載します。

内閣府が公表している資料を確認すると、故障などによる洗濯機の平均的な買い替え年数は10.2年とのことでした。衣類乾燥機およびドラム式洗濯乾燥機については記載がありませんでした。

また、追加情報として「長期使用製品安全表示制度」の説明を引用させていただきます。

”これは、「長期使用製品安全点検制度」の対象とはならないものの、同制度を補完するため、長期に亘り使用され経年劣化による事故が多い製品について、消費者等に注意喚起を促すため表示を義務付けるものです。”

経済産業省HPより引用

この標準使用期間というのは、メーカーの保証期間および「その年数を過ぎたら使用してはいけない」というものではなく、その年数を過ぎたら、故障や事故の可能性が高くなるので注意してくださいという意味合いのものになります。
この制度のため、ほとんどのメーカーの全自動洗濯機は「設計上の標準使用期間」として7年と表示されています。ドラム式洗濯乾燥機、衣類乾燥機については2021年現在はこの制度の対象外のため表示がされていません。

これらのことから、衣類乾燥機およびドラム式洗濯乾燥機についても製品寿命は7年〜10年程度を目安として考えて差し支えないでしょう。

生活スタイルでの向き不向き

生活スタイルによって、縦型洗濯機と衣類乾燥機の組み合わせが良い場合と、ドラム式洗濯機が良い場合があります。ここでのチェックポイントは、洗浄力と便利さの違いです。

縦型は「もみ洗い」を基本としており、洗濯物が絡まりやすい反面、ドロなどの固形汚れを落とすのことを得意とします。部活動でスポーツをするお子さんがいるご家庭や、とにかく汚れ落ち重視というご家庭には縦型が向いているため、衣類乾燥機の設置がおすすめです。

一方ドラム式は、「もみ洗い」と「たたき洗い」を両立しており、ななめに傾いたドラムによって衣類は絡まりにくいですが、洗濯物の量が多くなりすぎると「たたき洗い」の効率とともに洗浄力が低下します。ドラム式ではこの点に気を使う必要がありますが、洗濯終了後の乾燥機への移し替え作業がなくなるため、洗濯から乾燥までの約3時間を切れ間なく自由に使うことができ、子育てや仕事に忙しいご家庭に向いています。

ちなみに、比較的新しい機種であれば、両者の洗浄力に著しい差があるわけではありません。

中古品を選ぶときの注意点

新品を購入すれば、綺麗で寸法さえ問題なければ設置と事前点検を購入先が行ってくれるためとても便利ですが、中古品ではそうはいきません。ここでは、中古品の購入前に気をつけておきたいポイントについてまとめていきます。

個人販売か業者販売か

今では多くの人が、メルカリやヤフーオークションを利用していると思いますし、こうした家電の中古を探すの際にも活用する場面があるでしょう。ここで注意すべき点の一つとしてあげられるのが、個人販売か業者販売かです。
製品のコンディションに大きく差が出る部分になっており、業者販売だからといってメンテナンスが完璧とは限りませんし、個人販売ではほとんどメンテナンスがされていないと思って良いでしょう。除菌機能が付いたドラム式でも、使い方次第ではカビや匂いがひどくなります。中古を購入する場合は、購入先が信頼に値するかであったり、自身でクリーニング業者に依頼する手間と費用が追加発生するかもしれないことを心得ておく必要があります。

製品寿命と使いたい期間を擦り合わせよう

中古ということは、前章でご説明したように製品寿命がその分短いということです。メーカーのHPなどで確認できますが、故障した場合に修理が可能となる期間はおおよそ6年となっています。製品寿命が10年だとすると、故障した場合に買い換えなければならない可能性が高く、中古品が古いほどこのリスクが高いと考えたほうが良いでしょう。
もし、数年しか使う見通しがなく、故障までどうにか使えれば良いということであれば、中古品でも問題ないでしょう。

設置の問題は事前に解消できるか

リサイクルショップ経由で設置を依頼できる場合もありますが、オークションやメルカリなどインターネットで購入する場合は、基本的にご自身で設置する必要があります。そのため、事前に寸法があっているかや搬入時に問題がないかをしっかり確認しておかなければなりません。
ドラム式となると縦型に比べてサイズが大きく、重量に至っては平均で78kgと縦型の平均重量と比べると1.5倍もあります。狭くてギリギリの場所に設置する場合は特に大変ですので、取り付けは業者に依頼する方が良いでしょう。賃貸物件の場合は、床や柱に傷がつかないようにも気をつけましょう。

コインランドリー通いのコスパについて

こちらは、金銭的にしばらくコインランドリーもありかなとお考えの方向けの内容となります。また、コインランドリーは機械や洗剤が家庭用と異なり臭い残りが少ないため、好きな方も一定数いらっしゃるのではないでしょうか。

長期利用でかかるお金

コインランドリーの洗濯一回あたりの平均的な料金は以下の通りです。

洗濯のみ
”5~10kg:300~500円前後
11~16kg:500~800円前後
17~24kg:1,000~1,200円前後
25~32kg:1,100~1,500円前後”

乾燥のみ
”14kg:100円/8〜10分前後
25kg:100円/6~8分前後”

料金参考:オリーブをひとまわし

コインランドリーの乾燥機は大型で乾きやすいため、30分程度(300円)に収まるでしょう。

洗濯と乾燥を週2回、つまり月に8回利用したとすると
500× 8 + 100 × 3 × 8 = 6,400円/月
6,400 × 12 = 76,800円/年

乾燥のみであれば
100 × 3 × 8 = 2,400円/月
2,400 × 12 = 28,800円/年

となります。

労力が大きいと後悔の種に

コインランドリーは人口の多い地域には店舗が多いので、歩いて2〜3分であればそこまで苦にならないだろうと思います。しかし、そうでない場合は自転車を利用したり10分以上歩くこともあるでしょう。そうなると、往復の時間はあまり無視できないものとなっていきます。また、洗濯から乾燥までコインランドリーで行う場合は洗濯が終わり次第乾燥機に移すために、洗濯中の40分〜50分の間その場で待つということもあります。最悪、1時間30分も洗濯に時間を取られることになってしまうのです。忙しい方にとって、週に1,2回あるこの時間がどれだけの労力になるかを十分にイメージしておくことをお勧めします。

数字で比較する投資対効果

そろそろまとめに入っていきたいと思います。
これまでの情報から、各パターンの費用と強み弱みについて表でまとめてみました。

初期費用と月々にかかる費用を比べてみる

下の表の通り、お金の面だけを見るとやはりドラム式の初期費用は大きく、圧倒的に衣類乾燥機のコスパがよく見えますね。

初期費用月額費用年間総費用
衣類乾燥機60,00025663,072
ドラム式250,000200252,400
コインランドリー02,40028,800

※週2回乾燥機を利用する場合の金額です
※衣類乾燥機の初期費用にはスタンド代(1万円を含みます)
※衣類乾燥機は電気式の費用です
※衣類乾燥機とドラム式の月額費用は電気料金から計算しています

自身の環境を踏まえて投資対効果を考えよう

金額のことだけではなく、各パターンの強みと弱みについても改めて振り返ってみましょう。

衣類乾燥機は、初期費用が抑えられ、洗浄力を強みとしていて、洗濯物の移し替えと、衣類の痛みやすさを弱みとします。
ドラム式は、洗濯物の移し替えがなく痛みも少ないことを強みとしていて、初期費用が衣類乾燥機に比べて高額になることが弱みです。

コスト感便利さ投資対効果
衣類乾燥機◯+
ドラム式
コインランドリー

こちらの表は、本記事を元に筆者の主観も交えながらまとめたものになります。ご家庭により、異なる場合もあると思いますので、参考までにぜひ一度、ご自身の環境に照らし合わせて可視化してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ご自身の今の状況から、ベストな選択肢は見つかりましたでしょうか?

となりの電器屋さんでは、家電に関するお悩み事をサクッとズバッと解決できるよう、読みやすさにこだわった記事をお届けしていきます。
お困りのことがあればぜひいらしてくださいね。またどこかでお役に立てればとてもうれしく思います。

それでは!