こちらの記事では、これからはじめて一人暮らしをする方向けに、家電選びのポイントについてご紹介していきます。
家電選びの難しいところは、“とにかく種類が多いこと“ではないでしょうか。今や中国や韓国のメーカーも数多く店頭に並んでいますし、メーカごとに家族構成や生活パターンを想定して作られているため、全ての商品スペックが少しずつ異なります。(だから、見た目だけでは判断するのが難しい…。)
はじめての一人暮らしは何かと不安が多いかと思いますので、こちらの記事で引っ越し後の生活をイメージできるよう精一杯まとめていきます。
一人暮らしに必須の家電
ここでは、想定として初期費用をなるべく抑えたい読者の方向けにしていますので、最低限揃えておくべき家電として6製品に絞っています。
他にも生活が充実する家電製品が知りたいという方は、次章でご紹介していますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
冷蔵庫
日本国内どこの地域も夏場は食べ物が腐りやすいですし、働き盛りの一人暮らしともなれば、冷凍食品に助けられることもしばしば。「自炊派」も「外食派」も関係なく、冷蔵庫がなくても大丈夫なんていう方はかなり少数派のはずです。
一人暮らし向けの物件ではよく小型の冷蔵庫が付いている場合があります。(筆者のはじめてのお部屋がそうでした。)小型冷蔵庫のほとんどが”直冷式”なので、庫内で日々成長していってしまう霜の掃除が必要だったり、“冷蔵“つもりが“冷凍“になっていたりしますが、慣れてしまえば怖いものはありません。初期費用を抑えたい方はそういった物件を探してみるのもアリかと思います。
とはいえ、先程記載した通り直冷式は気になる人にとっては少し厄介な製品ですので、購入する場合は可能であれば直冷式ではなく”間冷式”(自動霜取りファン式)を選びましょう。両者の違いについては見た目では少しわかりづらいので、店員さんに聞いてみましょう。
電子レンジ
一人暮らしにとって電子レンジは、非常にありがたい存在になります。よっぽどの理由がない限りは引っ越しのタイミングで用意しておきましょう。
安さ重視であれば中古で5千円、新品でも単機能なもので7千円ほどで購入できます。また1万円以内でトースターとしても使用できるなど、機能が充実している製品もありますので、複数のメーカーで比べてみることをお勧めします。
洗濯機
筆者は入居して1年近く歩いて5分のところにあったコインランドリーへ通っていましたが、とても後悔しています。というのも、日本のトップメーカーから出ている製品でも3万円代で購入できるからです。海外製品も含めると1万円台のものも多くあります。コインランドリーでは洗濯から乾燥まで1回800円を月に3、4回は利用していたので、今思えばさっさと買ってしまえばよかったなと•••。
また一人暮らしで毎日出勤するのであれば、週末に溜め込んだものを洗濯する場合を考えると、最低でも5kの容量がある洗濯機が安心です。
エアコン
今やほとんどの賃貸では備え付けのエアコンがあるので、買う必要ない場合が多いかもしれませんが、無い場合には購入を検討しましょう。最近のエアコンは省エネ設計されていることはほとんどですので、電気代をそこまで気にせず使えると思います。エアコンは、梅雨の時期や夏場に湿度を一気に抑えてくれるので、部屋の匂いや不快さを吹き飛ばしてくれます。扇風機だけで湿度を下げることはできません。それから、冬にはヒーターよりも低電力で効率的に温めてくれるところも大きなメリットです。
照明器具
こちらもほとんどの賃貸ではすでに設置されているので、それを使えば問題ないですが築年数がやや古い物件ですとないこともしばしばあります。こちらは内見などで事前に確認しておく必要があり、引っ越し当日には設置できるように準備しておきましょう。
シーリングライトは安いものでも十分ではありますが、もし余裕があればそれなりのメーカーから出ている製品がお勧めです。あまりに安価なものは、照明の明るさ調整がほとんど機能していなかったり、常夜灯がなかったりすることもありますので、機能面も確認しておくことが望ましいです。
また、蛍光灯のタイプかLEDライトのタイプがありますが、LEDは省エネな反面、人によっては光が強く感じられることもあります。自然な優しい光がいいという方は蛍光灯タイプの製品を選びましょう。
ドライヤー
こちらは忙しい朝の寝癖直しに必須のアイテム。社会人として、身だしなみもきっちり整えたいですよね。ドライヤーに関してはどの製品も音だけはそれなりに出てしまいますので、家電量販店で選ぶ際は、価格重視でもほとんど問題ありませんが、女性や髪の長い方は乾かす時間が長いので、あまり重すぎないものが良いでしょう。ただし、トラベル用の小さなドライヤーでは風量が弱く、乾かすのに時間がかかってしまうことがあるので注意しましょう。
あったら便利な家電
続いては、なくてもなんとかなるけどあったら便利な家電をご紹介します。
人によってはマストな家電も含まれているかもしれませんので、予算に応じて優先順位を組み立ててみてください。
炊飯器
自炊をする人には必須かもしれない炊飯器。最近では電子レンジでご飯が炊ける容器が100円ショップでが売られていますし、手鍋やキャンプグッズの飯盒(はんごう)でも代用できるので、なくてもなんとかなるのも事実。とはいえ、炊飯中にコンロが一つ分塞がってしまうので、コンロが2口以上あるお部屋でない限りはやはり炊飯器を購入するのが良いと思います。ご飯の質にそこまでこだわらないというのであれば、一番安いもので2000円の製品もあります。
ちなみに、炊飯器にはさまざまなタイプの内釜がありますので、お米の味にこだわりたい方は一度調べてみてください。
掃除機
こちらもクイッ◯ルワイパーで代用できてしまいますが、掃除に便利さを求めるなら買ってしまいましょう。こちらも安いものでは3000円程度で購入できますし、最近人気のコードレスタイプのものでも1万円程度で売られています。
電気ケトル
電気ケトルもコンロの数が少ない時でも食材を炒めている間にお湯を沸かせるのでとても便利です。水を入れて数分でお湯が出来上がるので、忙しい時にはお茶漬けやカップラーメンでささっと食事を済ませられます。
アイロン
アイロンは流行りのものでスチームアイロンが知られていますが、筆者はあまりお勧めしません。なぜなら、あまりシワが伸びないからです。最初の一台として買うのであれば、一般的なアイロンを購入しましょう。安い製品でもスチームが出るタイプもあるので探してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はポイントだけを簡単にまとめていきましたが、一人暮らしのイメージが湧いてきたら、それぞれの家電についてさらに調べてみてください。
となりの電器屋さんでは、家電に関するお悩み事をサクッとズバッと解決できるよう、読みやすさにこだわった記事をお届けしていきます。
お困りのことがあればぜひいらしてくださいね。またどこかでお役に立てればとてもうれしく思います。
それでは!